展示会で選ばれるデザインとパネル施工とは|カスタム事例も紹介

展示会で選ばれるデザインとパネル施工を解説|カスタム事例も紹介

展示会において、来場者の第一印象を左右するのが「展示ブースのデザイン」と「パネルの見せ方」です。特に法人企業の出展では、限られたスペースと時間の中でいかに効率的に伝えるかが鍵となります。

しかし、展示会の準備が進む中で、「ブースの印象がいまひとつ弱い気がする」「そもそも、安全で使いやすい構造になっているか不安」そんな悩みを感じたことはありませんか?

こちらでは、失敗しないパネル施工のポイント、映像を活かした演出設計、差がつくカスタムデザイン事例までを実践的にご紹介します。

安全で美しい展示会パネルをつくるために必要な4つの施工対策

安全で美しい展示会パネルをつくるために必要な4つの施工対策

展示会場で多くの来場者が行き交う中、パネルの設計や施工における安全性の確保は最優先事項です。同時に、ブランドを視覚的に訴求できる見栄えのよさも求められます。

こちらでは、設計から撤去に至るまで、パネル施工で押さえるべき対策を4つの観点から紹介します。

設計段階で耐荷重や重心、災害対策を意識する

パネルのサイズや構造を設計する段階では、耐荷重のバランスや重心の安定性を慎重に考慮しなければなりません。

パネルの自重や展示物の重量、来場者による接触などを正確に計算し、十分な強度を持たせます。加えて、火災や地震など突発的な災害にも対応できる安全設計も必要です。

素材選定時は環境負荷と演出効果の両面に注目する

使用する素材によって、ブース全体の印象は大きく変わります。

例えば、木材を使えばナチュラルで温かみのある雰囲気に、アクリルや金属を使えばスタイリッシュで現代的な印象に仕上がります。

ただし、素材を選ぶ際は、デザイン性だけでなく環境への配慮も必要です。サステナブル素材を採用することで、企業のサステナビリティへの取り組みを示せるため、企業のイメージアップにつながります。

現場での施工は、正確な組立とスタッフ間の連携が要となる

現場では、図面どおりに正確な組み立てを行うため、マニュアルやパーツチェックリストの活用が欠かせません。

安全性を維持するためには、適切な人員配置や各担当者の役割分担を明確にすることが重要です。

メンテナンスと撤去を想定し、再利用しやすい構造を選ぶ

展示会終了後は、パネルを再利用できるかどうかで次回以降のコストと環境負荷に大きな差が生まれます。そのため、再利用を想定した構造設計と、保管性に優れたパーツ構成が求められます。

また、長期的な視点でのコストパフォーマンスを考えると、必要な時に必要なだけパネルをレンタルするという選択肢も有効です。

映像と展示パネルを一体化させる設計術

映像と展示パネルを一体化させる設計術

来場者の注意を引き、足を止めさせるには、映像と展示パネルをうまく連携させた演出設計が効果的です。

こちらでは、映像機器の配置から演出まで、効果を高める具体的な工夫を解説します。

映像機器を設置する際は、視認性と動線の調和を意識する

スクリーンやモニターは、来場者の動線や視線の流れを考慮しながら配置しましょう。目線よりやや高めの位置に設置すると、遠くからでも視界に入りやすくなります。

また、映像を見るための十分なスペースを確保し、人が滞留しないよう通路幅を考慮することも大切です。展示パネルと映像が互いに引き立て合い、来場者がストレスなく情報を受け取れるような設計を心がけましょう。

照明や音響と連動させ、空間全体の演出力を高める

映像に合わせて照明や音響を変化させると、演出の印象が格段にアップします。光の色や強度の調整、音のタイミング演出など、視覚・聴覚の両面から来場者に強くアピールできます。

例えば、製品の映像に合わせて特定のパネルをライトアップしたり、キャッチコピーの表示と同時に効果音を流したりする方法が考えられます。

安全性を保つため、機材の固定や熱対策を徹底する

大型モニターやプロジェクターを設置する際には、落下防止措置や放熱対策が不可欠です。

安全性を欠いた設置は、来場者やスタッフにとって大きなリスクとなります。モニターの重さに合わせた適切な固定具を選定し、専門業者による設置を徹底しましょう。

また、機材から発生する熱がこもらないよう、通気性のよい設計や冷却ファンの設置も検討が必要です。

映像コンテンツは長さと繰り返しの設計が鍵を握る

映像が長すぎると集中力が続かず、短すぎても訴求力が弱くなります。一般的には、15~60秒程度のコンテンツをループ再生し、来場タイミングに関係なくメッセージが伝わる構成が理想です。

さらに、映像の冒頭部分に最も伝えたいメッセージを凝縮し、アイキャッチとして活用することも効果的です。

他社と差がつく展示パネルデザイン事例集

最後に、競合と差別化を図るためのカスタムパネルデザインについて、設計の考え方と業界別のカスタム事例を紹介します。

配色やロゴを戦略的に使う

企業の価値やメッセージを来場者に印象づけるには、ブランドカラーやロゴ、キャッチコピーを効果的に取り入れることが重要です。ビジュアルと連動した構成にすることで、企業の「らしさ」が際立ちます。

ただし、過度な装飾はブランドイメージを損なう可能性もあります。ターゲット層に響くデザインを意識し、シンプルながらも一目で自社を印象づけるブースを目指しましょう。

モジュール式パネルを導入し、拡張性と効率アップ

組み合わせパネルを採用すると、サイズや構成の変更がしやすく、複数回の出展でもコスト効率を高められます。また、保管や運搬の負担も軽減できるため、展示会以外のイベントや社内での利用も可能です。

デザインの自由度も高く、企業の成長や変化に合わせて柔軟に表現を変えられる点も魅力といえるでしょう。

空間に立体感を加える装飾で、競合ブースと差別化を図る

平面的なパネルでは伝わりにくいメッセージも、立体装飾や特殊印刷を加えることでインパクトを強められます。LEDパネルや透過素材などを活用すれば、より印象的なブース演出ができるでしょう。

空間デザインに奥行きを持たせることで、来場者の目を引きつけ、ブースへの興味関心を高める効果が期待できます。

業界別のカスタムパネル事例紹介

業界別のカスタムデザイン事例をご紹介します。

業界 事例
IT業界 高さ3.6mの大型パネルをひし形配置し、ブース全方向から視認性を確保。独自のデザインの電飾看板を使用し、競合他社との差別化に成功
製造業界 カスタムデザインの対話型LEDディスプレイを使用し、生産工程や製品特徴を可視化。来場者の興味を引くことに成功し、契約獲得につながる
飲食業界 木製パレット什器とタペストリー型グラフィックを採用し、日本の地域性を表現。物流アイコンを取り入れたデザインで来場者の理解を促進
アパレル業界 色彩や質感を駆使して、ブランドの世界観を立体的に表現。試着室を模した空間や、素材感を強調する照明演出。SNS映えするフォトスポットを設け、来場者の拡散を促す仕掛けを採用

成功の共通点は、「サイズ・素材の大胆なカスタマイズ」「業界特性に合わせたコンセプト設計」「視認性と機能性の両立」です。

このように、業種や訴求ターゲットに応じた設計が、成果につながるブースを生み出します。

安全で訴求力のある展示会パネルデザインなら株式会社栄彩にお任せください

展示会において、来場者との出会いは一期一会です。その一瞬で企業の魅力を伝えるには、パネルの設計と施工が成功の鍵となります。来場者の記憶に残るブースは、細部まで計算されたデザインと、それを実現する確かな施工技術によって生まれます。

株式会社栄彩は、木工レンタルブースやオリジナル展示デザイン、映像・照明・什器のトータルプロデュースを行っております。安全で美しく、そして伝わる展示会を実現したい企業担当者の方は、ぜひ一度、株式会社栄彩の制作事例をご覧ください。

展示会パネルのデザインなら株式会社栄彩

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